2015年6月27日土曜日

2015年奨学生の募集受付が始まりました

奨学金の概要:
本賞(100万円):約10名
奨励賞(30万円):約45名 
特別賞:若干名
総額:約2,400万円

支給時期:201510月

応募資格:
日本国内において文部科学省の認定する高等学校(およびこれに準ずる中等教育教育機関)に在学(高等専門学校の場合には1〜3年生)する生徒で、科学または技術に関する独創的な発想に基づいた目覚ましい研究を行った者。
在学する高等学校教諭の推薦を要し、一高等学校よりの推薦は最大3件までとする。
個人による応募を原則とするが、5〜6人程度までの小チームによる応募も可とする。ただし、チーム応募の場合には、応募は代表者が行い、受賞および奨学金はチーム全体に対して1件として扱う。
なお、本財団の役員および東洋熱工業株式会社の関係者は応募できない。

応募のテーマ(一般テーマ):
物理・化学・生物・地学の科学的テーマや、技術的テーマを含む一般的な科学技術に関する独創的なテーマを対象とする。

特別テーマ:
一般テーマの他に、以下の二つの特別テーマを設ける。高校生諸君のフレッシュな発想によるアイディアを求める。ただし、既に他で行われていることの二番煎じ・三番煎じにならないよう、当該分野について十分な下調べはすること。
1.革新的な空調技術
空調は、世界中の多くの人口密集地や産業で必要な技術だが、その原理は長い間同じ(液体の気化と熱移動)で、運転にもエネルギーを要することから、改善をしても効率化には限度がある。根本的に異なる(しかもエネルギー的にもコスト的にも)効率的な空調方法を開発できれば、世界的なメリットは計り知れない。必ずしも実用化までは求めないが、実験段階で新しい原理の開発を求める。
2.ディジタル化社会の技術
社会(特に仕事)のディジタル化は凄まじい勢いで進んでいて、雇用のあり方に大きなインパクトを与えている。アナリティックスやIoTの活用により、従来の不可能が可能になり、経験や勘に頼らない判断が可能となって、仕事や生活が大きく変わりつつある。同時に、多くの仕事がロボットや人工知能で処理できるようになり、失業が増えるだけでなく、医療やパイロットなどの高度の仕事でも熟練が失われる場面も出てきている。人々を幸せにするディジタル化を促進する技術や構想、新たな雇用や熟練の維持増強を可能とするようなディジタル技術の開発や構想を求める。構想は、単なるアイディアではなく、少なくとも実験段階では実証できたものであること。

応募締切:2015910

応募方法:
ウェブ応募で、下記要領の項目を日本語で記入すること。 必要事項が記載漏れの応募は失格とする。 受給が内定した場合には、在学証明書(20159月以降のもの)を提出する。

選考方法:
支給の対象は、応募資料に基づき選考委員会が決定する。
必要に応じて追加資料や現物提示を求めることがある。

問い合わせ先:tstf.info@gmail.com

注意:
1.本奨学金の受給者は、事後に奨学金活用の成果を本財団の定める様式で報告すること以外には、本財団または東洋熱工業株式会社に対して一切の義務を負いません。なお、応募内容および報告内容は公表しますが、必要に応じて本財団で編集することがあります。
2.応募に際して不正があった場合には、応募を無効とし、この事実を公表します。奨学金の支給後に不正応募が発覚した場合には、支給額全額を返金して戴きます。
3.本財団の運営に当たっては、経費を極力削減し簡素な慈善事業(frugal philanthropy)を目指して、情報基盤も出来る限り無料のサーヴィスやパーツを使って組み立てています。ただし、応募情報(個人情報を含む)を蓄積するデータベースは、定評のある第三者の商用サーヴィスを使用しています。

<応募要領>
以下のURLにある応募フォームに下記項目を日本語で記入すること。

応募内容の記入は文書のみとし、図面・画像・動画・音声等のマルチメディアは認めない。アイディアの文章による表現力も審査の対象となる。
また、「送信」するまでは、何回でも編集可能だが、一旦送信すると、変更・取消はできない。したがって、原稿は事前にエディターやワープロソフトなどで作成しておいて、応募することを奨める。

応募者情報:
氏名
生年月日
郵便番号、住所
電話
メイルアドレス
学校名
郵便番号、住所
電話
推薦教諭名(必ずしも理科の先生に限らない)
推薦教諭のメイルアドレス
[チームによる応募の場合]チーム全員の氏名・生年月日と当該プロジェクトにおける各人の役割

応募内容:
1.研究プロジェクトの名称(40字以内)
2.テーマ分類(「一般」「空調」「ディジタル化社会」から選ぶ)
3.解決しようとした問題・課題(200字以内) 
4.この問題・課題を取り上げた理由・背景(400字以内)
5.具体的な取り組み方法の概要(どのように考えたか)(800字以内)
6.解決法または応募時までに得られた結果(2と対応していること)(800字以内)
7.工夫やアイディアのポイント(800字以内)
8.この研究プロジェクトで得られた解決法の意義(800字以内)
9.今後の研究計画と奨学金の使途(800字以内)
10.推薦教諭による推薦文(800字以内)

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